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白髪の原因と対策

髪の着色

 髪は毛根の中にある毛乳頭でつくられます。
 その毛乳頭の周りにある毛母細胞の中には、メラノサイトという色素形成細胞があり、髪の色をつくるメラニン色素を分泌しています。メラニン色素は、髪が頭皮内で成長する過程で髪の内部に取り込まれ、本来は無色である髪に色をつけます。


白髪の原因

 白髪の原因はまだ解かっていない部分が多いのですが、毛母細胞の中にはメラノサイトと呼ばれる細胞がメラニンを作り、髪の内部に取り込まれることで髪に色をつけています。メラノサイトの中では、チロシナーゼという酵素の働きでメラニンが生成されますが、チロシナーゼの働きが低下するか、メラノサイト自体が退化すると白髪になると考えられています。


最近の研究について

・毛髪に色をつける色素細胞(メラノサイト)にはこの基となる色素幹細胞が存在します。いままで幹細胞には胚幹細胞と成体幹細胞があり、成体幹細胞については、その存在自体はわかっていましたが、存在する場所について毛根幹細胞以外はわかっていませんでした。現在では毛根内の色素幹細胞を発見されているとともに、その居場所(= ニッチ)が特定されております。
・白髪の発生と特定遺伝子の量との関係が示唆されており、毛包周囲に存在するFGF(繊維芽細胞)をつくる遺伝子の量が減ると、メラノサイトの増殖力や細胞の自然死を回避する能力が低下し、白髪になるものと考えられています。


白髪の予防

 日本人にはなじみの深い香辛料である山椒やビールなどに含まれるホップには、メラニン産生促進作用があることが解かっているようです。

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